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新幹線で縄文文化と芸術に出逢う旅へ

東北新幹線最北の駅、新青森。

今では北海道新幹線も乗り入れており、青森県内には更に北の駅もできましたが、東北新幹線としての終点駅は、今も変わらず新青森駅です。

現在運行されている「はやぶさ」は、新幹線のフォルムとしてはかなり異質だった、長い鼻先とグリーンが眩しいカラーリングの車両で、新幹線駅でも目を引くデザインになっています。

東北新幹線の車両(E5/E6系)と北海道新幹線(H5系)は、外観が一見同じに見えますが、実は車両のラインの色やシンボルマークが違っています。


乗車の際には、その違いに着目するのも面白いですよ。さて、「はやぶさ」は日本の新幹線で初めて「グランクラス」が設定されたことでも話題になりました。場合によってはグリーン席よりも先に予約が埋まることもあり、新幹線のファーストクラスとも称されています。一度は乗車してみたい憧れの座席です。

そんな東北新幹線「はやぶさ」で、新青森駅まで飛び出して、そこから始まる縄文の旅をご案内します。なお、東北新幹線は全席指定ですので、必ず座席の予約が必要となりますのでご注意ください。

旅のスタートは新青森駅

新幹線で新青森駅に到着して、ホームから改札階へ降りると、青森ねぶたや弘前ねぷたが出迎えてくれます。

青森らしさを感じられる改札フロアには、お土産物メインのお店や、お馴染みのNEWDAYS、駅弁店が並びます。首都圏の駅ナカほどの充実さはありませんが、青森ならでは海鮮メインの駅弁や、色々なご当地グッズを扱っていますので、ちょっとしたお買い物には便利です。また、改札内の待合室は大きなガラス窓を通して駅前を眺めることができる、とても開放感あるスペースになっています。

カウンター席には電源こそ無いものの、JR東日本のFree Wi-Fiを利用することができるので、隙間時間に仕事をしたいビジネスユーザーには有り難い待合室になっています。

新幹線の改札口を出ると、正面にみどりの窓口があります。

復路の予約受け取りや変更が必要なら、先に手続きしておくと安心です。

改札階は駅の2階、もうひとつ下へ降りると食事処やお土産物店が並ぶ「あおもり旬味館」です。青森らしい海鮮丼や黒石つゆ焼きそばなどを楽しめたり、海産物からスイーツまで買える色々なお店が入っています。なかでもオススメなのが「café 水とコーヒー」です。

白神山地の水で淹れたコーヒーやスイーツが提供され、美味しいのはもちろんですが、カウンター席には電源があり、Wi-Fiも完備されているので、予約の時間まで待つ間に休憩だけでなく仕事にも使えるカフェになっています。

青森でJOMONを体感

新青森駅東口バス乗り場から、あおもりシャトルdeルートバス「ねぶたん号」(予約不要)で約15分、終点で降りた三内丸山遺跡こそ、「JOMON(縄文)」を体験できる場所です。

2021年、「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録され、青森県内の遺跡も多く含まれています。

その中でランドマーク的な存在なのが、ここ「三内丸山遺跡」です。写真などで良く見る屋外の遺跡を見るためには、まずは「縄文時遊館」へ入館します。無料で楽しめるスペースには、お土産物店と「れすとらん五千年の星」があります。このレストランでは、縄文人が食していたとされる、古代米やどんぐりなどを盛り込んだメニューが並んでいます。有料スペースには、この遺跡での出土品などの展示物が並ぶ「さんまるミュージアム」があり、縄文文化について楽しく学ぶことができます。

また、板状の土偶や勾玉、縄文組ひもなどの制作ができる「体験工房」は、個人であれば予約不要で体験できます。縄文体験の記念に、何か作ってみるのも楽しそうです。

縄文時遊館から時遊トンネルを抜けると、目の前が一気に広がり、そこには縄文の世界が現れます。

「縄文のムラ」には、いくつかの復元竪穴住居が点在しており、中に入れるものもありますので、縄文人の暮らしをイメージすることもできます。大型の竪穴住居や、有名な復元大型掘立柱建物など、見どころは色々あり、歩き回っていると小一時間ぐらいあっという間にたってしまいます。個人であれば、ボランティアによる無料ガイドのサービスもあり、予約無しで案内してもらえます。

青森市内には他にも日本最大級の環状列石がある小牧野遺跡もあり、せっかくならそちらでも縄文文化に触れたいところですが、所在地が離れており、バスを利用して巡るには限界があります。

そんな時は、前もって駅レンタカーを予約しておくと、お得で便利です。

新幹線の予約をしてから、その時間に合わせてレンタカーの利用時間を決めて予約すると、新青森駅からスムーズに出発できて、帰りの新幹線にも間に合わせることができますから、より多くの観光が楽しめます。

また、三内丸山遺跡と小牧野遺跡で縄文文化を体感するだけでなく、奈良美智の作品である大きな白い犬の像「あおもり犬」が有名な青森県立美術館や、安藤忠雄の設計した国際芸術センター青森での美術鑑賞も組み合わせると、より充実した青森時間を過ごせるでしょう。

旅を楽しむ心の余裕を「予約」で確保

例えば東京発着なら、新幹線とレンタカーを組み合わせて利用することで、新青森駅を拠点に日帰りでも青森を十分に楽しむことができます。

そして旅行を思い切り楽しむためには、ある程度は予定を組んで、予約できるものは事前に手配しておくことが大切です。

行き当たりばったりの旅も、もちろん楽しいのですが、二度と行けないかもしれない遠出の際には、悔いのないよう事前に情報収集し、新幹線やレンタカーなどを予約して旅に出るのはいかがでしょうか。

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