姫路駅は姫路城まで徒歩約20分でアクセスできる場所に位置しており、新幹線も停車するため、地元民だけでなく観光客も大勢利用します。しかし旅行のスケジュールによっては予約していた新幹線の時間より早く着いてしまったり、お店の開店までまだ余裕があったりして、暇つぶしをどうするか悩む場面もあるでしょう。
そこで本記事では、旅行で姫路駅を訪れた方におすすめの、暇つぶしの方法を4つ紹介します。組み合わせ次第で1時間程度は時間をつぶせるので、新幹線を予約して姫路を訪れる方はぜひ参考にしてみてください。
駅構内でお土産探し!姫路ならではの逸品を3つ紹介
余った時間の使い道に迷ったら、まずは姫路ならではのお土産を探してみましょう。新幹線の改札内には土産物屋が入っていますし、改札外の商業施設piole HIMEJIの「おみやげ館」には定番の姫路土産が揃っています。
いずれも早朝から営業しているので、時間があるときはぜひ立ち寄ってみてください。ここでは姫路駅の土産物屋で購入できる、おすすめのお土産を3つ紹介します。
五層もなか|五層もなか本舗
「五層もなか」は、姫路城の天守閣をイメージした最中です。屋根瓦や石垣の凹凸まで再現しており、見た目はとてもリアル。姫路城が世界文化遺産に登録されたことにちなんで、最高品質の最中を提供したいとの思いから、すべて手焼きで作っています。
北海道産小豆を100%使用した餡子は控えめな甘さで、最中の香ばしさとよくマッチします。あっさりと優しい味わいで、2個くらいならぺろりといただける一品です。

あなごの佃煮|播磨本舗 姫想
あなごは、姫路の特産品のひとつです。お土産にするなら、日持ちしやすいあなごの佃煮を選んでみましょう。醤油ベースの甘辛いタレで味付けされており、炊き立てほかほかの白ご飯とよく合います。シメはお茶漬けにするのも良いかもしれませんね。
あなごの佃煮は、piole HIMEJIに入っている土産物屋「播磨本舗 姫想」の一角で販売されています。晩酌のお供にもできるので、ぜひ一袋購入してみてください。

玉椿|伊勢屋本店
「玉椿」は、姫路土産では定番の銘菓のひとつです。江戸幕府の11代将軍徳川家斉の娘と、当時の姫路城主の酒井忠学が結婚した時代に作られました。ほのかな甘みがある黄身餡を薄紅色の求肥で包んだ、上品な一品です。
求肥はふわふわと柔らかく、口当たりが良いのが魅力。2口くらいでパクっと食べられるサイズ感のため、帰りの新幹線の車内でいただくのもおすすめですよ。

超スピード!時速300kmで通過する新幹線を近くで見てみよう!
予約した新幹線の時間まで少し余裕があるときは、早めに新幹線ホームに行ってみるのもおすすめです。姫路駅は一部の「のぞみ」が通過するため、タイミングが合えば時速300kmのものすごい勢いで走り去っていく様子が間近で見られます。
新幹線の予約をしていない方も、自動券売機かみどりの窓口で入場券を購入すれば改札内に入ることが可能です。ホームに到着したら、カメラを構えて迫力満点の新幹線を撮影してみましょう。
隠れたフォトスポット「眺望デッキ」で大手前通りから姫路城を一望
姫路駅から姫路城までは大手前通りという1本の道で繋がっており、駅からも姫路城の天守閣の全貌を見ることができます。姫路駅で暇つぶしをするときは、「眺望デッキ」から姫路城を一望するのも良いでしょう。
都会的なビル群の一番奥に、姫路城天守閣が堂々とそびえる様子は圧巻!眺望デッキには屋根が付いているため、雨の日でも利用できます。中央コンコースの正面に位置しており、改札口からのアクセスに優れているのも嬉しいポイントです。

小腹を満たすのもアリ!姫路グルメを堪能できる駅構内のお店
次の予定や予約した電車への乗車時刻まで30分以上時間が空いているときは、飲食店で小腹を満たすのもおすすめです。姫路には姫路おでんやあなごを使った料理など、さまざまな地元グルメがあります。ここでは駅構内で姫路ならではの料理を堪能できるお店を、3カ所紹介します。

姫路の地酒と姫路おでん本舗
「姫路の地酒と姫路おでん本舗」は、piole HIMEJIのおみやげ館に入っているお店です。しょうが醤油で食べるのが特徴の、姫路おでんを提供しています。しょうがならではのピリリと味わいが具材の中まで染み込んでおり、どんどん箸が進みますよ。
こんにゃくの形は姫路城の天守閣を思わせる、お城の形なのが注目ポイント。姫路の地酒も飲めるので、観光前後のちょい飲みも楽しめます。

у姫路玉子焼き
「姫路玉子焼き」も、piole HIMEJIのおみやげ館にある飲食店です。卵を使ってたこ焼きのように丸く焼いたものを、出汁にひたして味付けしてからいただきます。関西風の風味豊かな出汁を使用しており、優しい味わいであっさりと食べられます。
途中でソースをかけて、味を変えてみるのも良いでしょう。ほかにも焼きそばやたこ焼きなどをラインナップしており、自分好みの料理を注文できるお店です。

まねきダイニング(Maneki Dining)
まねきダイニングは、姫路駅構内の新幹線改札横にあるお店です。そばやカレーなど、食べ応えのある料理を提供しています。単品のきつねそばやざるそばのほか、いなり寿司やおにぎりをセットにしたものもあり、お腹の空き具合と相談しながらメニューを決められます。
まねきダイニングでは駅弁も販売しているため、店内で食べる余裕がないときも利用できますよ。一部商品は、予約しておけば取り置きしてもらうことも可能です。予約の受付は、受取日の3日前まで。効率的に動きたいときは、ぜひ予約サービスも活用してみてください。

姫路駅構内でも旅行気分!空いた時間を上手に使ってみよう
「お店が開くまでにまだ時間がある」「予約した新幹線の時刻より早く着いてしまった」のように、旅行中はちょっとした空き時間ができる場面があります。せっかくの旅行なのにぼんやりとスマホを操作して過ごすのはもったいないので、駅構内を歩いてみるのがおすすめです。
姫路駅には、お土産を購入できる場所やビュースポットなど、さまざまな見どころがあります。姫路駅発着の新幹線を予約して旅行する際は、駅構内の散策もプランに盛り込んでみるのも良いかもしれませんね。
【参考資料】
・五層もなか本舗「五層もなか」
・piole HIMEJI「おみやげガイド」
https://www.jrw-urban.co.jp/piole-himeji/omiyage
・伊勢屋本店「お菓子紹介 玉椿」
https://iseyahonten.com/sweets/index.html
・JR西日本公式X(旧Twitter)アカウント「私が山陽新幹線です」の投稿(2023年3月8日)